「偶然」って、予測してなかったことが、たまたま起こったときに「偶然の出会い」とか、「偶然の出来事」とか言いますが、本当に「偶然」って「偶然」なんでしょうか?
私は、良い事も悪いことも、何か起こると必ずそれには意味があると考えます。
また、然るべきときに、然るべき人に出会い、然るべきことが起こるとも考え、それが「偶然」ではなく、実は初めから見えない力で「必然」の出来事なのではないかと考えます。
たいそうなことではなく、日常のほんの些細なことにおいても「偶然のようだけど偶然ではなかったのかも」と思うことが多々あります。
例えば、先週の金曜日、日本語教室の関係である企業さんにお電話し、研修生の担当のT岡さんとお話していて、後でそのT岡さんが事務所に来られてビックリ。同級生のT岡Y彦君でした。
「まあまあ一服して帰りーなー」ということで、「久しぶりやな〜」と話していたたら、会員さんのT岡さんが・・・。
同級生のT岡君と同じ苗字で同じ在所ということでダブルT岡さんがコーヒーを飲んで一服してくださいました。
そしてT岡君と事務局員が親戚であることも判明。(お互い仕事を知らずにいたらしいのでこれまたビックリ!)
なんか、事務所に来る人来る人、みんな繋がっていていました。
まっ、こんな些細な偶然。
そして、今朝、職場に行くとすでにペルーの方の来客があり、手続きの関係で相談をうけていました。
「仕事のことなど、総合的な支援センターがあるよ・・・」と、そのパンフレットをお渡ししていたら、そのセンターの方が別件で来られ、その場で相談にのっていただくことができました。
そして、そのペルーの方はその足で市役所に行くことができました。
その方にとって、これまたラッキー。
(結果的には市役所ではうまく手続きできなかったのですが)
そして、今夜は総合計画の懇話会なので、早く帰ろうとPM5時15分には職場を出たのですが、車で出ようとしたらどこかで見覚えのある外国の人が・・・。
朝から来てくれていたペルーの人でした。
買い物して帰る途中だったようですが、住んではるアパートって、こっちやったっけ?
「どこ行くの?家に帰るの?」と聞いたら、「そう」とのこと。
「反対やわ〜、あなたのアパート、あっちやで〜〜」ということで、引越しして間もないため道がわからなかったのです。
ちょうど帰り道にもなるので、「乗って〜」と、私の車に乗ってもらい、一緒に家に帰ることにしました。
「ちょうどよかったわ!お昼に言ってた机を一緒にもらいに行こうか〜!」と、リサイクルやさんにも立ち寄ることができました。
車の中で、「やっぱり神様がいる。ありがとう。私、あっちの道行ってたら、道わからない。ありがとう」と、たどたどしい日本語で喜んでくれました。
ホント、あのとき私の前を彼女が通らなかったら、そのまま彼女は、重たい買い物の荷物を持って、どんどんどんどん反対方向に進み、子どもがアパートで待っているのに、道がわからなくなって本当に困ったと思うし、迷子になったときの気持ちって、ホントに悲しいし、泣けてきたんじゃないかな?と思う。
「偶然」だったのか、彼女が途方にくれないように必然的に私が現れることになっていたのか(私は神ではありませんが)、なんか私も嬉しい出来事でした。
たったこれだけのことですが、今日の偶然は嬉しい出来事でした。
ジナーダ!