新嘗祭の「あるき」
村の鎮守の神様の~~~♪
ということで、毎年11月23日は、大宮さんの神主さんに祭主を務めていただき、お宮さんの役員さんや自治会長さん、組長さんらが出席して村の八幡神社の新嘗祭が行われる。
ここ最近は少なくなったが、私が嫁に来たころは、村の役員会や毎月の納税徴収日に「あるき」という、お茶汲み当番をしなければならなかった。
今ではそのお茶汲み当番もかなり少なくなり、2年に1回ぐらい回ってくるかこないかぐらいだが、お宮さんの行事にも「あるき」があり、23日はその当番で私も朝からお宮さんへ行った。
まず、お湯を沸かして、ポットに入れて、神主さんと巫女さんにお茶出して、祭礼が始まると仕出し屋さんが弁当を持ってくてくださるので、それを社務所の机に並べて、そして、役員さんらのお酒を燗して、空のとっくりがあれば、またお酒を燗して、終わったら片付けて、洗いものをして・・・・・・・・・・・・・・・。
ふぅ~~~~~~。
で、なんでこれを
「あるき」というのか?
この新嘗祭のときに来年度のお宮さんの宮守さんが決められ、その選出方法というのが実に「神様の言うとおり・・・」というか、神主さんがお祓いをされる際に名前の書いた紙がくっつき、その人が来年度の宮守さんになるというもの。
信じられないような本当の話で、八幡さんと稲荷さんの宮守さん2名が神様に選ばれるのだ。
そして、その2人にお茶組当番の者が歩いてそのことを告げに行く。
昔は、こうして歩いて村での決まりごとが告げられてきた・・・・ということで「あるき」と呼ばれるらしい。
なるほど・・・。
ということで、2年か3年ぶりにまわってきた「あるき」も無事に終わった。
またこの1年も村が平和でありますように・・・・。
関連記事