日曜日の午後、総合計画の中間提言を住民の皆さんに説明する機会として「未来フォーラム」が開催されました。
懇話会では、この中間提言を出すまでに、昨年10月28日から30回にもおよぶ協議を重ねてきました。
仕事の関係で、どうしても都合がつかず出席できなかった時もありますが、そのうちの27回は私も出席させていただいたのではないかと思います。
団体推薦、学識経験者、公募委員など、年齢も職業も役職も性別も国籍も住んでいる地域も様々。
それらの違いを越えて、そして住民も行政も対等に議論し合い、目指すべきまちの将来像を決定しました。
通常こういった計画には、コンサルタント会社が入り、輝く未来が待っているような素晴しい文言を並べて、住民の知らないうちに決定されることも多いそうですが、今回の計画は、地域でのまちづくり懇談会や住民アンケートなどをもとに、まさに「住民の、住民による、住民のための」計画として検討してきたものです。
未来フォーラムでは、まずは中間提言の概要についての説明があり、続いて懇話会の会長をおつとめいただいている滋賀大経済学部の只友準教授の講演がありました。
まず先生は、今回の計画の注目すべき点として3つを上げられました。
・住民参加で作られた計画であること
・人や物、伝統や文化、歴史、すべてのものが「まちのたから」であると表現したこと
・学び・学習で自治の力を高めてまちの発展につなげようとしていること
そして、「この計画を創り上げるプロセスが大変面白かった」と話されました。
先生は、たいてい私たちの班に入って一緒に議論してくださってたのですが、本当に多様で多才・多彩なメンバーさんでしたので、私もとても面白かったですし、本当にいい勉強になりました。
役場の職員さんも本当に聴き上手で、私たちの意見を聴き、まとめ、この町や計画に対する熱い想いが感じられましたし、こんな熱い想いの職員さんがいれば、小さな町でもオリジナリティーあふれた事業も実施できるのでは期待に胸がふくらみます。
日曜日のフォーラムでは、パネリストとして発言をさせていただく機会をいただき、地域におられる外国籍住民や姉妹都市を生かした多文化共生や国際交流についてと、嫁に来て20年経ってようやく「●●さんとこの嫁さん」ではなく「Yoshikoさん」と呼ばれるようになったこと、そして、計画が「絵に描いた餅」にならないよう、何か一つでもいいので住民主体で実施できるようにしたいことなどをお話させていただきました。
そして今日、懇話会会長や委員が各課の課長さんから直接意見を聴き、話せる機会が設けられ、午前中に仕事を休んで参加させていただいてきました。
「役場と住民が近くなること」って大切だと思いました。
このヒヤリングは30日にも開催されます。
長々と語りましたが、「まちづくりって面白いな・・・」と思う住民がたくさんいる「まち」は絶対に発展すると思いました。
わが町、頑張れ~~~~~
※写真は、総合計画の体系図を見るフォーラム参加者さん