母参上!? サスペンス劇場の結末は・・・?

yoshiko

2009年07月13日 22:48

先月、ホームシックになって帰ってきた娘が、膀胱炎になったみたいだと言って電話をしてきた。
インターネットで近くの病院を調べ電話をしてみたが土日はどこも休診。
結局、昨日の午後、漢方薬を買って、高速飛ばして大阪まで届けることになった。

自分で買いに行かせてもよかったのだが、身体の調子が悪いときは誰でも心細いもの・・・。

ここはやはり、「母参上」とばかりに、娘のもとへ。

早く着いたので、「ジャパン」で買い物をしようと、カゴをとってカップラーメン1つをカゴに入れたそのとき

中学校から部活も同じで、大学も同じ、趣味の吹奏楽団も一緒に入った娘の友達Mちゃんのお母さんから電話。
「Aちゃん、大丈夫? Mが、今日、楽団で大事な説明があったのに来てへんたし、何回電話してもつながらへんし、膀胱炎がひどくなって部屋で一人で倒れてたらアカンし、Aちゃんのオバちゃんに連絡してって言うもんやから・・・。」と・・・

「ありがとう、昨日の夜電話で喋ったし、多分大丈夫やと思う。今からアパート行くとこやし、また連絡するわ。」と言ったものの、一抹の不安が・・・・

そういえば、朝からは喋ってないし、今から出るわ・・・というメールに返信もなかった

もちろん電話しても出ない

昨晩の電話のあと、何かあったんやろか?

もしかして、膀胱炎じゃなく、何かほかのことが原因やって、急変して倒れてるんやろか?

もしかして、変な奴が来て、刺されたんやろか?

今日は管理人のおっちゃん居ないし、カギもってないし、どうしよう?

などなど、すっごくネガティブなことばかりが頭をよぎり、「こんなん、ジャパンで買い物してる場合やないわ・・・」ということで、急いで娘のアパートへ向かった

部屋の番号を押してコールするが応答なし

火曜サスペンスの「♪ぱ・ぱ・ぱ~~~ん、ぱ・ぱ・ぱ~~~~ん・・・♪」という曲が頭の中で流れ始めた

でも、確か3時まではバイトやって言うてたし、バイトに行ってるはず。

きっと・・・。

たぶん・・・。

お願い・・・。

でも、もうすぐ本番を控えた楽団の大事な説明やのに、それに行ってないって何でやろ?

心配してくれてるMちゃんにも早く知らせてあげたいし、思い切って娘のバイト先に電話をしてみた。

もしこれで、バイトにも行ってないとなると、いよいよ警察か・・・・

ここでまた火曜サスペンスの曲が・・・♪


すると、「あっ、Aさん、来ていただいてますよ~~」と、バイト先の方。

「そうですか、そしたら結構です。お友達が連絡とれないって心配してくれてて、私も連絡とれなかったものですから」


そしてようやく娘が戻ってきて、一連のサスペンス劇場のシナリオを話すと、結局、朝は寝坊して楽団の練習には行けず、午後はバイトが入っていたので、前に連絡をしておいたとのこと。

頭の中で、「この番組はフィクションであり、原作者yoshikoの妄想によるものです」「制作・著作:yoshiko」のエンドロールが流れた


ということで、娘の部屋に入ると、そこは「サスペンス劇場」よりもスゴイ惨劇(?)の現場が・・・

約2時間かけ、惨劇のあとを片付けた。

そして、ようやく普通の状態に戻ったところで、二人で食事に出かけた

もちろん焼肉・・・

いっぱい食べて、元気になってくれればいい。


「滋賀に帰りて~~~~」

帰り際、娘がボソッと言った。

後ろ髪を引かれる思いで娘のところを後にしたが、帰りたいと思える故郷、帰りたいと思う家でよかった・・・・と、つくづく思いながら、深夜の高速をぶっ飛ばして帰った


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