昨日は、朝から打ち合わせをさせていただき、そして、3時から夜8時まで、甲南の商工会さんの50周年記念式典・表彰式・講演会・新春互礼会の司会で1日が終わりました。
いつも「
年齢確認不要」の私に司会のお声をかけてくださって、感謝感謝です。
さて、そんな1日がかりの司会でしたが、講演会には、読売テレビのアナウンサーから39歳のときにフリーとなられた、びわこ放送でもおなじみの
羽川英樹さんが来てくださり、とても楽しいトークをしてくださいました。
私たちの年代なら、たいてい「親に隠れて観たことがある」とか「親と一緒に無言で観ていた」という記憶があると思いますが、あの「11PM」にも出演しておられたときの話をはじめ、テレビの裏側のお話も。
何より、「司会者」ということでも数々の番組やイベントの司会をしてこられたということで、テレビの音楽番組の司会とラジオの曲紹介では、前セリフのタイミングが全然違うことを、実際に坂本冬美さんや五木ひろしさんの曲の前奏を鳴らしてそのコツなどをお話しいただいたときには、まるで私のために話をしてくださったのでは?と思いました。
毎年2月に開催される老人会さんのカラオケ大会では、私なりに一生懸命、歌詞を調べたりして前セリフを考えています。
また来月11日は司会をさせていただきますが、羽川さんのお話でホントに良いヒントをいただきました。
歌番組では、たいてい歌手はフルコーラスではなく、1番と3番を歌うらしく、2番の歌詞はあまり知られてなく、日の目を見てないので、その2番の歌詞の1節を前セリフにすると、あまり気づかれず、「上手に言わはるわ~~~」となるそうです。
老人会さんのカラオケ大会では、たいてい2コーラス、1番と2番を歌われます。(去年はフルコーラスだったかな?あれ?どうやったやろ?まっええわ。)
ということは、3番の歌詞を前セリフとして言うと、あまり言葉が重ならないということですよね~。
演歌の歌詞は、切ない女心を歌ったものが多く、そんな気持ちには久しくなったことがありませんので、うまく感情をこめて言えるかどうかわかりませんが、早めに皆さんが歌われる曲を知らせていただいて、前もって調べておこう。
ということで、決して話し方講座や司会者養成講座ではなく、「取材で出会ったアイデア商品・ユニーク企業~滋賀の魅力再発見~」というテーマでしたので、最後は地域活性化のヒントをお話いただいて、90分の講演は終了しました。
「若者、優れもの、働き者、よそ者、馬鹿者」が居る地域は盛り上がる。
なるほど。
そして最後に、「せっかくの機会ですから、皆様、羽川英樹さんにご質問があれば・・・」と司会の私が会場の方に投げかけましたが、質問がなく、逆に羽川さんに「会場から質問がない場合は、司会者が責任をとって質問をするということがよくありますが」と言われ、ひえ~~~~っ!と一瞬びっくりしましたが、そこはもう、司会歴25年以上の様々な修羅場(?)をくぐり抜けてきた海千山千(?)の私です。
「そうですね。今日はお商売をなさっている方もおられ、人生の転機があったという方もおられると思いますが、羽川さんが読売テレビという大きな会社におられ、そこから、フリーのアナウンサーになろうと思われた、そのきっかけは何だったんですか?」という質問が思わず出ました。
そのお答えは、「もっとしゃべりたかったからです」とのことでした。
なるほど。
仕事であれ、ボランティアであれ、私も「しゃべること」で社会貢献できればと考えています。
(単なる「お喋り好き」と「しゃべること」は違います)
そんなことを改めて思ってましたら、今日さっそく、ある方から「話し方講座」をしてほしいとご依頼をいただきました。
どんなことでもそうですが、「心」がこもっているかいないかで、言葉も気持ちも相手への伝わり方が違います。
「心こそ大切なれ」
また別件でも、そんなことを感じた昨日・今日でした。