今日、熊本大学の徳野貞雄先生を講師に、「自治の力で輝くまちづくりキックオフ講演会」が開催されました。
私は、町の第5次総合計画懇話会委員として関わらせていただいたことから、この講演会の司会をさせてただくことになったのですが、役場のほうで準備してくださった口述書を少し読みかけたところで「タン」が・・・・・。
少し咳払いをして続けようと思いましたが、声は戻らず、大きな咳払いをした後に「大変失礼いたしました」と口述を続けました。
私としたことが・・・・。
少し前から、なんとなく喉がいがらっぽく、咳が出ていたので大丈夫かな~と思っていましたら案の定・・・・。
実は、講演会の前に講師控室で役場の方に、「先生のご紹介のとき、先生はどちらに座っておられ、どのように出ていただきますか?」と尋ねたら、講師の徳野先生から「そんなことどうでもいい!」と強烈パンチを受け、シュンとなっていたところに、声が出なかったので、講演会が終わるまで気になっていました。
でも、先生がおっしゃったように、ちゃんと進行すれば、別に司会者の咳払いぐらい「どうでもいいこと」なんです。要は中身の講演のほうが大事なんですから・・・・。
ということで、本日の講演会では、
はじめに、町長さんからご挨拶をいただき、続いて、総合計画懇話会の座長をおつとめいただいた龍谷大学の只友景士先生から、どういうプロセスでこの第5次総合計画が出来たかについて基調講演をいただきました。
その中で、懇話会で出た「ことば」一つ一つに住民のおもいが詰まっていて、意味があること、そして、印象に残った言葉を説明してくださいました。
その中には私が発言した言葉もありました。
町長さんも先生も、あちこちでお話しされるとき、それをネタにされているそうです(^^;
そして、特別講演として「人口減少時代のムラづくり」と題してお話しくださった徳野先生ですが、いや~~~~、ほんと、「強烈」な先生でした。
歯に衣着せぬ発言に、手話通訳さんもタジタジ。
講演前の手話通訳さんとの打合せでも、「今日はどんなことをお話しになりますか?」と聞かれた時、「そんなもん、参加してる人の顔を見てからや!」と一撃。
こりゃ、手話通訳さんも大変やわ・・・・と思っていました。
でも、先生のお話は実際にご自身の足で「ムラ」を訪れ、実際に見てこられたことなので、とても興味深く聴くことができ、2時間のお話しでしたがあっという間でした。
いろいろ印象に残った言葉があります。
まず、「僕が好きな女性の参加者がいない。女性がこういう話を聴きにこないようなマチはダメや」と一喝!
確かに、団塊世代以上の男性がほとんどでした。
そして、このマチは「由緒ある田舎」だと・・・。
田舎ですが、このマチに誇りを持っている住民にとっては、なんとなく心をくすぐられる言葉でした。
そして、少子化の原因は結婚をしなくても暮らしが成り立つ社会になってきているからだと話されました。
かつては、世帯の中でいろいろな役割があり、それらを旦那さんや奥さんが分担して行っていました。
例えば、ご飯をつくることや薪でお風呂を焚くこと。
でも今は、ご飯やおかずは、コンビニでもスーパーでも買えます。
お風呂は蛇口をひねれば熱いお湯がでます。
その他いろいろ・・・。
結婚しなくても、妻や夫の役割を果たしてくれるモノがあるのです。
確かに・・・。
「コンビニ婚」というそうです。
でも、「人間を作れる」のは、会社や自治体や学校などの組織ではなく、コンビニでも買えないし、やはり人と人が交わってしか人間はできないので、その部分が一番大事だと・・・・。
農村(ムラ)づくりについて、参加者の層をご覧になって、いかに団塊世代以上の人に頑張ってもらうかということもお話しされましたが、つまるところ、家族や住んでるムラの絆を大切に・・・ということを、一番おっしゃいたかったのではないかと思いました。
ちなみに、毎年発表される今年の世相を表わす漢字一文字は恐らく「絆」になるだろうとのことでした。
まだまだ、先生の熱き言葉を記したいのですが、徳野先生の著書「農村(むら)の幸せ、都会(マチ)の幸せ 家族・食・暮らし」(NHK出版より)に詳しく書かれています。