こんな私で良かったら!?…1・23フォーラムにて

yoshiko

2011年01月25日 00:50

1月23日にびわ湖ホール中ホールで開催された「1・23フォーラム 寄付でつくる地域の未来」


淡海ネットワークセンターの「おうみ未来塾」の卒塾生(7期生)として、また運営会議の委員として、そして司会者として、半日お手伝いをさせていただきました。

2つほど前の私のブログ記事で、このフォーラムが無事に終わって「やれやれ・・・」と記しましたが、センターのスタッフの皆さんやびわ湖ホールの皆さん、発表者の皆さん、関係者の皆さんのほうが、もっともっと前から準備等々を進めてこられ、もっともっとお疲れなのに、司会をさせていただいただけで「やれやれ・・・」だなんて、ホント、すみません。

本当にお疲れ様でした。

堀田力さんと大原謙一郎さんの対談の進行をされた、センターの浅野事務局長さんのブログにも関係者への感謝と感動の様子が記されていました。


私もいろいろ感動をいただきました。


まずは、普通の服に着替えるだけでしたが、すごく広い楽屋をご用意いただきました。
思わず一人でポーズとって写真を撮りましたよ。
よく芸能人が鏡に映った自分を撮るように・・・(^^;


そして、センターの理事長さんやびわ湖ホールの館長さん、対談に出られる倉敷の大原美術館の理事長さんとも一緒に昼食をとらせていただき、良い「出会い」を頂戴いたしました。

そして、一昨年、別の会場でお目にかからせていただきましたが、今回、基調講演をしてくださった堀田力さんともお話させていただきました。

もちろん、私の顔などは覚えてはおられませんでしたが、前回の講演のときは、「会場入りがギリギリになって主催者さんをヒヤヒヤさせてしまいましたね~。」と、その時のことを覚えておいででした。 

基調講演の中で堀田氏は、今話題の「タイガーマスク 伊達直人」についてふれられました。
伊達直人さんは、子どもが喜ぶ顔を見たく、その笑顔が全国のいろんなところで見られたら嬉しいという思いで寄付をはじめられ、そして全国にいるタイガーマスクがその温かい想いを運んでくださっているのだそうです。

わずかな温かい寄付で、温かい絆が生まれる、愛のあふれる社会が築けるのです。

そして、その子供たちは社会の温かさを感じ、またその温かさを他の人にも分けてあげられる人に成長するのだそうです。


続いて行われた堀田氏と大原氏との対談では、大原理事長の言葉がすごく印象に残りました。

大原美術館も多くの方の寄付が大きな力となっています。

でもその寄付の中には、「こういう目的に使ってください」というものと「美術館が目指されることに使ってください」とがあるということです。

そのことについて、ある歌の一節を例にとってお話されました。

「あなた好みの女になりたい♪」と「こんな私でよかったら♪」

もちろん、寄付をされる方の想いを重視することも大切で、その想いに沿った寄付の受け方もあるでしょう。

でも、「私の美術館は、こういうポリシーでやってます」、「こんな想いでやっている美術館で良かったら、寄付をお受けします」という信念に賛同してくださる方からの寄付を受けていければ・・・とのことでした。
(大原理事長の言葉そのままではありません。もちろん、もっと上手く言葉にしてくださいました)

相手によって自分を変えるのではなく、自分というものを持っていて、それで良いと言ってくださる方と絆をつくる。


まさに、私が日々思っていることでした。

司会のお声をかけていただくのもそうですし、講演のご依頼をいただくのもそうですし、いろいろな委員をさせていただいているのもそうですし、「こんな私でいい」と思ってくださるから、お声をかけていただけるのだと感謝していますし、もっとそれに自信を持ってもいいのかもしれません。

そして、市民活動についても、地域のいろいろなニーズに応えていくことももちろん大切ですが、「今の活動はこのような活動です。こういう方針でやってますので、それで良かったら一緒に活動してください」でもいいんじゃないかな?と思いました。


そして、びわ湖ホールのスタッフさんの動きや心遣いにも感動しました。
さすが、びわ湖ホールさんって感じでした。
舞台に立つ人を心地よくさせてくれます。
それが舞台の成功の秘訣でもあるんだな~と感じました。



そうそう、最後に感動したのは、ブラジル人学校を地域の日本の人たちが、学校運営を支援されるようになった話です。
2008年秋のリーマンショック以降、急激に生徒が減り、学校運営が厳しくなった学園に、それまで「ブラジル人学校?」と思っておられた方までが、「助けてあげたい」という気持ちになられて支援してくださっていることです。
まさに、地域における多文化共生が進められていて、経済危機というピンチがチャンスとなった事例だと思います。




ということで、あなた好みにはなれませんが、こんな私でよかったら・・・どうぞ、お気軽にお声かけください。


自分というものをしっかり持っていこうと思いました。















































こんな私でよかったら・・・!?

一人の楽屋にて・・・

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